キッチンは日々の使用で汚れが蓄積しやすい場所です。
特に、排水口は滑りやすく汚れがたまりやすく、定期的な清掃が欠かせません。
放置すると、ヘドロが形成されて詰まりの原因になることも。
今回は、排水口の詰まりを引き起こす要因やそれを避けるための予防策について解説します。
キッチン排水口のヘドロ詰まりの原因について
キッチンの排水口にできるヘドロの原因についてご紹介します。
ヘドロを生じさせる主要な3つの要因を解説します。
使用済みの油
揚げ物などで使った油を排水口に流すことは避けるべきです。
冷めると固まる性質の油は、排水口に付着しやすいのです。
日々の料理で発生するわずかな油も徐々に蓄積され、他の汚れを引き寄せて詰まりの原因になります。
食材の残り物
切り落とした食材や食べ残しを三角コーナーに捨てるのは一般的です。
しかし、これらがフィルターを通り抜け排水口に流れることがあります。
排水口に溜まった食材の残り物は油と結びついてヘドロを形成し、水の流れを妨げる原因になります。
洗剤の残り
食器洗いや掃除に使う洗剤や石鹸も、ヘドロの形成に寄与することがあります。
完全に溶けない洗剤が徐々に排水口に蓄積され、特に油の汚れがある場合、詰まりを引き起こしやすくなります。
キッチンの排水口のヘドロ対策と効果的な清掃方法
ヘドロが蓄積すると、不快な臭いや排水の詰まりの原因になります。
定期的な清掃でこれらの問題を防ぎ、排水口を清潔に保つことが重要です。
ここでは、家庭で簡単にできるヘドロ除去方法をご紹介します。
重曹と酢
一般的な掃除用品として重曹と酢は広く利用されています。これらは排水口の清掃にも効果的です。
- 重曹を200g排水口に振り入れ、10~15分待つ。
- 酢を100g加え、その後水かぬるま湯200mlを注ぐ。
- さらに10分待った後、水でしっかり洗い流す。
重曹と酢を組み合わせることで、汚れを浮かせる泡が発生し、効果的に掃除ができます。
過炭酸ナトリウムベースのクリーナー
過炭酸ナトリウムを主成分とするクリーナーは、油汚れにも効果的です。
これを家庭用清掃製品として保管している場合は、次の方法を試してみてください。
- クリーナーをお湯で溶かし、排水口に流す。
- 2~3時間放置した後、水で洗い流す。
この方法では泡が発生しないので、すすぎが容易です。
液体パイプクリーナー
液体パイプクリーナーは、ヘドロや汚れに直接作用し、食べ残しや油汚れなどを効果的に除去します。
- 排水口の部品を取り外し、排水管に製品を適量注ぐ。
- 約1時間放置する。
- 部品を元に戻し、水で洗い流す。
パイプクリーナーは強力な洗剤なので、使用時は手袋を着用するなどの安全対策を行ってください。
排水溝詰まりを予防する方法
排水溝を清潔に保ち詰まりを予防することは重要です。
以下に、効果的な予防策を紹介しますので、ぜひ実践してみてください。
排水口フィルターの使用
食べ物の残りやその他の小さな物体は排水溝の詰まりの原因になります。
排水口フィルターやゴミ受けを使用し、これらを捉えるようにしてください。
フィルターは、流れるごみを防ぎながら、シンクの清潔さも保ちます。また、新しいフィルターを使用してシンクを洗うことで、シンクの清掃が容易になり、排水溝も保護されます。
細かいメッシュのフィルターを選ぶと、小さな食べ物の粒子も捉えやすくなります。
ヌメリの除去
排水溝のヌメリは、流れを悪くし詰まりの原因となります。
定期的な清掃でヌメリを除去することをお勧めします。
市販されているヌメリ取り製品を使用するか、または家庭で簡単にできる方法としてアルミホイルを利用することもできます。
アルミホイルに含まれる金属イオンが殺菌効果をもたらし、ヌメリを抑制します。
小さなアルミボールを2つ作って排水溝に置いておくだけで効果が見られます。
キッチン用漂白剤の使用もヌメリ除去に効果的です。
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