1300年の歴史がある行事って聞くと誰もが凄いって思いますよね。
そんな歴史ある鵜飼を今回はご紹介します。
今回ご紹介するのは2024年で70回目の開催になる「木曽川鵜飼」。
愛知県犬山市で行われる木曽川鵜飼の起源は奈良時代より行われている歴史ある鵜飼です。
見どころは目の前で繰り広げられるのは、歴史絵巻さながらの光景である鵜飼です。
今回はそんな歴史のある木曽川鵜飼の口コミ、2024年の日程・料金、時間、駐車場情報をご紹介します。
木曽川鵜飼2024年の日程・時間・場所
2024年で70回目の開催になる木曽川鵜飼。
毎年6月開催され、2024年は6月1日(土曜)から10月15日(火曜)まで開催されます。
昼間の開催時間は11時20分頃~13時50分頃になります。
開催場所は国宝「犬山城」が川岸に佇み、名勝木曽川の船上です。
愛知県犬山市犬山北白山平2先
名鉄犬山遊園駅東口から木曽川鵜飼乗船場まで徒歩約3分の場所になります。
車で行く場合は名神高速小牧ICから国道41号線を車で25分ほど行った場所になります。
ただ、当日は車が渋滞することが見込まれるので、
公共交通機関を使用することをオススメします。
周辺に有料駐車場と犬山橋営業所下の河川敷に25台分の駐車スペースはありますが、台数がかなり少ないため空いていない事が多いので停められません。
どうしても車で行くたい場合は早めに行動することをオススメします。
木曽川鵜飼の概要・見どころ
木曽川鵜飼の見どころは何と言っても国宝犬山城を船から眺める絶景です。
目の前で繰り広げられるのは、歴史絵巻さながらの光景です。
豊かな自然の懐で、鵜匠の妙技を体感してみてください。
全国で唯一ここ愛知県犬山市だけ開催される昼の鵜飼です。
鵜匠の手縄(たなわ)さばきと鵜匠の動きがよく見えます。
木曽川鵜飼は例年、約2万人が訪れる犬山市のビッグイベントです。
歴史がある鵜飼ながら鵜匠が乗る船をつくる船大工さんもほとんどいなくなり、道具の入手も困難な中で鵜飼を維持しているのはすごいことですよね。
鵜飼とは?
鵜飼は、鵜を利用して川の魚、特に鮎を捕まえる伝統的な漁法です。
ここでは、漁師が熟練の技術で首に紐が結ばれた鵜を操り、鮎を含む川魚を捕獲します。
この方法の特徴は、鵜の喉を通過する際に鮎がすぐに失神し、その結果、鮎が損傷することなく、新鮮さを維持できる点にあります。
鵜飼いの習慣は非常に古く、『日本書紀』や『古事記』にその存在が言及されているほどです。
しかし、漁の効率がそれほど高くないため、明治維新以降、以前ほど盛んではなくなりました。
この伝統は、主に観光の魅力として残り、現在では国内の複数の地点でこのユニークな漁法を体験することが可能です。
木曽川鵜飼で活躍する女性鵜飼
犬山の木曽川で行われる鵜飼では、昼間の鵜飼だけでなく、女性鵜匠の存在が注目されています。
この地域で活躍する4人の鵜匠の中に、稲山さんという女性がいます。
稲山さんは東海地方で初めての女性鵜匠として知られ、その美しい外見から「美しすぎる鵜匠」との称賛を受け、大きな人気を集めています。
女性鵜匠は全体としても珍しい存在で、稲山さんが2013年にデビューしてからは、その魅力により木曽川でのうかいを体験する観光客が以前に比べて30%から40%も増加しました。
稲山さんは経験豊富な鵜匠にも劣らない技術を持ち、鵜への深い愛情と真摯な態度が、女性ファンを含め多くの人々に支持されている理由です。
木曽川鵜飼の鵜匠は個性あふれるメンバーたち
犬山の木曽川鵜飼での注目は、特に女性鵜匠の稲山さんに集まっていますが、彼女を特定して予約することはできないので、訪れた日に彼女が鵜匠として活躍していれば、それは幸運と言えるでしょう。
それでも、稲山さん以外の鵜匠たちも見る価値があり、それぞれにユニークな特徴を持っています。
力強く巧みに手縄を操る伊藤鵜匠、穏やかな性格の石原鵜匠、そして鳥類に関する豊富な知識を持つ水野鵜匠と稲山さんの四人が、交代で鵜飼を行います。
どの鵜匠がその日の漁を担当するかは、訪れるまでのお楽しみです。
木曽川鵜飼の料金と基本情報
- 主催:木曽川観光株式会社
- 住所:〒484-0081 愛知県犬山市犬山北白山平2番地先
- 電話(予約先):TEL.0568-61-2727 / FAX.0568-61-6126
- 予約受付期間:3月~5月(平日のみ):9:30〜16:00 6月〜10月15日:9:30〜18:00
- 昼料金:昼鵜飼 お手軽観覧プラン 大人3,500円(税込み)/小人1,750円(税込み) 小人とは4歳以上、小学生までの方になります。3歳以下は無料。※上記料金に食事代は含まれていません。
- 昼料金:昼鵜飼 船上食事付プラン 大人6,000円(食事代込)税込/小人4,200円(食事代込)税込。 小人とは4歳以上、小学生までの方になります。3歳以下は無料。※食事は各店2名以上でのご注文になります。
- 夜料金:夜鵜飼 お手軽観覧プラン 通常大人3,500円(税込み)/小人1,750円(税込み) 8/1~8/10大人4,500円(税込み)/小人2,250円(税込み) 小人とは4歳以上、小学生までの方になります。3歳以下は無料。※上記料金に食事代は含まれていません。
- 夜料金:夜鵜飼 船上食事付プラン 通常 大人3,500円+食事代2,600円~(税込み)/小人1,750円+食事代1,400~(税込み) 8/1~8/10 大人4,500円+食事代2,600円~(税込み)/小人2,250円+食事代1,400~(税込み) 小人とは4歳以上、小学生までの方になります。3歳以下は無料。※上記料金に食事代は含まれていません。
- 雨天決行、大雨や台風などによる増水時や荒天時は運行中止の可能性もあります。
- キャンセル料金:設定あり(前日50%、当日100%)
- 駐車場:犬山橋営業所下の河川敷に25台分の駐車スペースはあります。
- トイレ:乗船場にあり
木曽川鵜飼の予約方法
犬山で行われる木曽川の鵜飼体験は、日中と夜間ともに事前に予約が必要です。
昼間の体験には食事が含まれているため、事前に完全予約を済ませる必要があり、当日参加はできません。
食事付きのため、体験予約は最低でも3日前には行う必要があります。
夜の体験も予約が必要で、食事を楽しみながらの参加を希望する場合は、昼間の体験と同様に3日前までに予約を完了させる必要があります。
もし食事なしで軽く体験を楽しみたい場合は、前日までに予約すれば参加可能です。
鵜飼観覧船のネット予約については、カレンダー上で既に「×」と表示されている日程、
または予約可能な空き数が希望の数に達していない場合でも、若干の空きがある場合があります。
その場合は、電話で問い合わせしてみましょう。
【木曽川鵜飼】開催期間:2024年6月1日(土)~10月15日(火)
※雨天決行ですが、台風や川の増水で中止となります。
TEL.0568-61-2727
電話受付時間
3月~5月 9:30~16:00(平日のみ)
6月~10月15日 9:30~18:00
- 希望の鵜飼体験の種類(昼なのか夜なのか、食事はありなのか、なしなのか)
- 乗船希望日
- 昼鵜飼 船上食事付プラン、夜鵜飼 船上食事付プランを希望の場合は食事内容(予約時に決まっていなければ、乗船3日前までに再度連絡が必要)
- 予約する人の名前と連絡先
木曽川鵜飼の予約キャンセル方法
ホームページ内のお問い合わせフォームより予約された名前、メールアドレス、電話番号を記入の上、お問い合わせ内容欄に変更内容またはキャンセルを記入し送信ください。
電話でも予約のキャンセルは可能です。
※前日キャンセルの場合は50%、当日キャンセルの場合は100%のキャンセル料がかかります。
船上食事付プランの選べるお弁当
木曽川鵜飼体験を特別なものにする一つの要因は、提供される食事の質の高さにあります。
日中と夜間で提供されるお弁当の種類と価格がそれぞれ異なるものの、全てのお弁当は色鮮やかで、地元犬山の魅力が凝縮された特別なデザインで提供されます。
そして、何よりもその味わいは絶品です。
この素晴らしい食事の詳細については、公式ウェブサイトで確認することができますので、是非訪れてみてください。
選択肢が豊富でどれを選ぶか悩んでしまうかもしれません。
>>昼鵜飼 船上食事付プラン
- 寅屋が明治4年から提供している「わん丸君弁当」は、昼間の鵜飼体験で最も人気があるお弁当です。この弁当は、犬山の人気マスコットである“わん丸君”をテーマにしており、ローストビーフやちらし寿司を含む子供から大人まで楽しめるメニューが特徴です。
- 花の木が提供する「うなぎ釜めし弁当」は、岐阜県産の米“はつしも”を使用した、木曽川鵜飼い限定の釜飯です。この豪華な弁当は、うなぎの蒲焼きに加え、鮎の塩焼きも含まれているため、食べ応えがあります。
- あづみの仕出し専門店が作る「木曽川うたげ膳」は、鵜飼いを楽しむために特別に用意されたお弁当で、国産の鮎の塩焼きや名古屋名物の手羽先唐揚げが含まれており、選び抜かれた食材を楽しむことができます。
- まき本店の「特選鮎御膳」は、品数が豊富で見た目にも華やかなお弁当で、塩焼きや甘露煮、南蛮漬けといった様々な調理法で提供される鮎が特徴的で、鵜飼いの伝統を現代に伝える豊富な内容が詰まっています。
昼間の鵜飼体験時に楽しむことができるお弁当の代金は、船の乗船費に含まれているため、選ぶお弁当の種類に関わらず、乗船費は変わりません。
また、全てのお弁当オプションにはお茶が添えられています。
- 割烹堀部の「鵜飼夕楽弁当」は、東海地方の選りすぐりの味わい、例えば飛騨牛のごはんや稚鮎のフライが楽しめるセットで、一人前は3,000円(税込)です。子供用のセットもあり、1,500円(税込)で大人用とセットでの注文が可能です。
- 料亭まき本店からの「特選鮎御膳」は、鰻ご飯や茶碗蒸しが付いた、伝統に富んだ鵜飼弁当で、価格は一人前2,400円(税込)。この御膳にも1,200円(税込)で子供用のセットが追加可能です。
- ヤマワ本店提供の「鵜舟弁当」には、サーモンの押し寿司やナスの味噌煮など、手作りにこだわった品々が含まれており、一人前は2,200円(税込)。子供用のセットは1,500円(税込)で、大人用の注文と組み合わせることができます。
- あづみの「舟あそび弁当」は、鮎の塩焼きやえび焼き、さらにはお刺身も楽しめる、木曽川うかい専用に作られた弁当で、一人前2,700円(税込)。子供用のセットは1,300円(税込)で提供されます。
- 懐石・釜めし花の木の「うなぎ釜めし弁当」は、唐揚げが加わり豪華さを増した選択肢で、一人前は2,700円(税込)。このオプションには子供用のセットは提供されていません。
- 寅屋からの「わん丸君御膳」は、昼の鵜飼でも人気のあるセットを変化させ、夜の体験にも適した内容で、一人前2,400円(税込)。子供用セットは1,500円(税込)で、大人の注文と同時に可能です。
- 犬山城下町五とうの「舞妓寿司御膳」は、一口サイズの寿司9種と豪華な天ぷらが特徴の弁当で、一人前2,500円(税込)。こちらも子供用セットが1,500円(税込)で用意されています。
夜間に行われる鵜飼体験で提供されるお弁当は、船の乗船費とは別に料金が発生します。
各お弁当によって設定された価格が異なるため、選択するお弁当に応じて費用が変動します。
全てのお弁当オプションにはお茶が含まれています。
飲み物については、アルコールを含む持ち込みが可能ですが、予約時に指定された食事以外の食べ物や飲み物を持ち込む場合、350円の持ち込み料が必要となります。
木曽川鵜飼の口コミ
木曽川鵜飼の口コミをX(旧Twitter)でチェックしてみました。
7/13 犬山線 2200系
木曽川鵜飼と名鉄電車と国宝犬山城
かがり火に照らされた鵜匠のシルエットがエモすぎる。 pic.twitter.com/P6d20tufdU
— ih168 (@ih1681) July 14, 2022
夜の鵜飼も夜景とのコントラストでエモいですよね。
木曽川鵜飼
日本で唯一の昼鵜飼。至近距離から撮影出来て感謝です。 pic.twitter.com/TZbpe2MIyX
— きむら よしひろ / Yoshihiro Kimura (@ysph) August 6, 2022
こんなに間近で見られるのも鵜飼体験の醍醐味ですよね。
羨ましい限りです。
《 木曽川鵜飼 》愛知県犬山市犬山北白山平2先
前回は夜の鵜飼を経験したので、今回は昼に行ってきました🤗
暗がりの篝火越しの鵜飼も雰囲気があって良きなのですが、昼間はハッキリと見える分、鵜匠の所作や舟の構造、そして木曽川の景色が360度見渡せる楽しい遊覧となりました☺️始めに鵜匠の👇へ pic.twitter.com/iCpHtovlBa
— 桃代 (@momookimomo) October 30, 2023
昼には昼の良さってものがありますね。
夜も昼の鵜飼も両方楽しみたいですね。
木曽川鵜飼のアクセス方法
公共交通機関で行く場合
- 名鉄名古屋駅から名鉄快速特急・特急で直通、約30分
- 中部国際空港駅から名鉄ミュースカイで約60分
- 犬山遊園駅東口から木曽川鵜飼乗船場まで徒歩3分
車で行く場合
カーナビを利用する場合は「名鉄犬山遊園駅(TEL.0568-61-0217)」を目標に設定しましょう。
- 名神高速道路の小牧ICから国道41号線経由で11km(約25分)
- 名古屋高速の小牧北ICから国道41号線経由で11km(約25分)
- 中央道の小牧東ICから尾張パークウェイ経由で13km(約20分)
- 東海北陸道の岐阜各務原ICから国道21号線経由、14km(約25分)
木曽川鵜飼の駐車場情報
犬山橋営業所下に25台あります。
※参考までに大型バスは入れません
木曽川鵜飼は雨が降ったら中止になるのか
屋形船(屋根付きの船)なので、雨でもあります。
但し、大雨や台風による増水等で中止になる場合があります。
昼の鵜飼:台風や集中豪雨の増水で中止の場合は、前日夕方までに連絡があります。
夜の鵜飼:台風や集中豪雨等の増水で中止の場合は、当日正午に判断して連絡されます。
木曽川鵜飼のトイレ事情について
食事付プランは途中でトイレ休憩があります。
観覧船プランはトイレ休憩がないので、乗船前には必ずトイレを済ませておきましょう。
木曽川鵜飼に行ったら一緒に楽しみたいスポット
犬山を訪れた際には、木曽川の鵜飼観賞だけでなく、国宝にも選ばれている犬山城やその城下町の探索もおすすめします。
犬山城は、日本に現存する国宝指定城郭の一つで、「白帝城」とも称され、詩人李白にちなんで名付けられました。
春には桜、秋には紅葉が城を彩り、美しい景色を提供します。
城へのアクセスは容易で、城下町は歴史的な建築物が多く、江戸時代から昭和初期にかけての雰囲気を感じられます。
この地域は、歩きながら楽しめる食文化も人気で、スイーツから伝統的な串料理まで豊富に揃っています。
特に、小さな雑貨店が多く、中でも「⬜︎◯堂 犬山」は縁結びの神社の近くに位置し、ハート形の絵馬で知られています。
店内では、ハート形の天然石を使ったアクセサリーや、ピンクのとんぼ玉で作られたネコ型のアクセサリーが特に人気で、これらは入荷と同時に売り切れることがあります。
さらに犬山には、世界各国の建築を体験できるリトル・ワールド、明治時代の雰囲気を味わえる明治村、動物園と遊園地が一体となった日本モンキー・パーク、そして真言宗智山派の犬山成田山など、見どころ満載のスポットがあります。
これら全てが、犬山訪問の際には見逃せない魅力的なポイントです。
木曽川鵜飼に行ったら一緒に楽しみたい他のスポット
8月1日〜8月10日(予定)で、ロングラン花火が開催されます。
木曽川上で展開されるのは、10日間にわたって連日行われる長期間の花火ショーです。
この期間中、花火船からスターマインや他の大規模な花火が空へと打ち上げられます。
国宝である犬山城がライトアップされた姿を背景に、夜空を彩る花火の景色は、格別な雰囲気を演出します。
他にもこの地域には、国宝に指定されている犬山城や有楽苑といった歴史的建造物が近くにあります。
「犬山城」からは、木曽川の流れや古い町並みの美しい景観が望めます。
「如庵」は、織田信長の弟である織田有楽斎によって建立され、今も残る国宝級の茶室の一つとして知られています。
興味深いことに、犬山城は2021年に「住みたい城ランキング」で第5位に選ばれています。
城の一般公開時間は午前9時から午後5時までとなっていますが、ゴールデンウィークや年末年始の開館情報については、犬山城管理事務所に直接問い合わせることをオススメします。
私自身も何度か訪れた経験があり、城の下を流れる木曽川の風景や夕日を楽しんだことがあります。
以前私が訪れた時は、成瀬家が所有していた時期で(2004年まで)、床を歩く際の木の軋む音が、まるで歴史の一部に触れているような感覚を与えてくれました。
コメント