東幡豆潮干狩り場には、「トンボロ」という特有の干潮現象が見られます。
これにより、大潮時には海が引き、砂の道が現れ、遠くの島へ歩いて行けるようになります。
この珍しい地形は見ものであり、潮干狩りを楽しむ際にもぜひこの景色を楽しんでください。
そんな東幡豆海岸の潮干狩りを今回はご紹介します。
愛知県西尾市で出来る潮干狩りです。
オススメは最も大量に採れるアサリです。
今回はそんな東幡豆海岸潮干狩り、2024年の日程・時間、レンタルや駐車場情報、採れる貝をご紹介します。
東幡豆海岸 潮干狩り 2024年の日程・予約・場所
2024年の東幡豆海岸潮干狩り。
毎年3月~8月頃に開催され、2024年は3月28日(木)から開催されています。
潮干狩りの時間は10時30分頃~3時間程度の間になります。
開催場所は愛知県西尾市東幡豆町新田の潮干狩り場です。
名鉄西尾線東幡豆駅から徒歩約14分の場所になります。
車で行く場合は、東名高速道路「音羽蒲郡IC」より約40分ほど行った場所になります。
しかし期間内は車が渋滞することが見込まれているので、
公共交通機関を利用することをオススメします。
どうしても車で行きたい場合は早めに行動することをオススメします。
東幡豆海岸 潮干狩りは予約は不要です。
但し、天候の影響での中止や、予約等必要な場合があるようなので天候によって事前に確認することをオススメします。
東幡豆海岸 潮干狩り 2024年の概要
三河湾のアサリは、穏やかな波とプランクトンが豊富な環境のおかげで美味しいと評価されています。
特に東幡豆地区では、海岸から前島にかけて広がる干潟があり、潮の動きが二つの方向からプランクトンを多く運び込むため、特に風味豊かなアサリが採れることで知られています。
東幡豆海岸 潮干狩りのレンタル情報
潮干狩りで欠かせない「手カギ」を含む、必要な器具は受付でのレンタルサービスが提供されています。
バケツと手カギのレンタル料は100円で、返却時には50円が返金されるシステムです。
これは潮干狩り初心者にとって特に便利なサービスで、道具を借りることができる点が魅力的です。
レンタルはないので持って行きたいものも合わせてご紹介しますね。
【靴選び】春の海はまだ冷たいですが、特に3月の潮干狩りには長靴が適しています。
一方、4月後半には暖かくなるため、クロックスやかかとのあるサンダルも適切です。
【着用する服】汚れてもいい服装が理想的で、地面につかない程度の長さのズボンが最適です。
また、天候の変動に備えて、追加の上着を持参することがお勧めです。
【持ち物リスト】熊手や手カギ、スコップ、バケツを始め、アサリの塩抜き用に海水を持ち帰るペットボトルがあると便利です。
さらに、日焼け止めや帽子、水筒など、日焼けや熱中症から守るためのアイテムも忘れずに携帯しましょう。
東幡豆海岸 潮干狩りで採れる貝
潮干狩り場ではアサリ以外にも色んな貝が生息しています。
バカガイ(アオヤギ)
日本の内湾の砂地で広く見られる食用貝ですが、かつては瀬戸内海や東京湾で豊富に採れたものの、現在はこれらの地域での産出が安定していない状況です。
主な供給地は北海道と愛知県からです。地方によって異なる名称があり、関東地方では特に「青柳」と呼ばれています。
青柳は、江戸時代から東京湾で水揚げされた主要な集積地である千葉県市原市の地名に由来しています。
現在、東京湾周辺は消費が集中しており、二枚貝の加工技術が発展しているため、多くの貝が剥き身や生状態で市場に出されています。
貝柱だけを使った料理も一般的です。昔は家庭料理としても一般的でしたが、今は主に飲食店で楽しまれることが多いです。
西日本では「キヌガイ」や「ヒメガイ」とも呼ばれ、干物に加工されることもあります。
貝の身は場合によっては浜で茹でられることもあります。
この貝は一般的に利用されるものの、その数は年々減少しており、生の状態で入手するのが難しくなっています。
ハマグリ
国内の内湾で採れる代表的な二枚貝で、特にひな祭りや結婚式などの祝事で使用される伝統があります。
この貝は食用としてだけでなく、古くから子どもの玩具や慣用句の語源にもなっている文化的要素を持っています。
江戸時代には、深川や上総から貝売りが江戸にやってきており、特に高級品とされたハマグリは、現在の江東区に「深川蛤町」という名前が残るほど、その地が二枚貝の重要な集積地であったことが伺えます。
現在では、青森県の陸奥湾や東京湾、三河湾、伊勢湾、京都府の宮津、大分県、熊本県などが主な産地ですが、国内のハマグリは減少傾向にあり、市場では九十九里をはじめとする地域のハマグリや、台湾・中国からの輸入品が見られます。
アサリ
かつては内湾でよく見られ、家庭料理に欠かせなかった小型の貝です。
現在、国産の供給は減少しており、市場に出回るものの大部分は輸入品です。
この貝は古くから食用として重要な役割を果たしており、日常的に消費されていますが、国内での生産は厳しい状態に直面しています。
市場では常にこの種の貝が流通していますが、そのほとんどが養殖されたものや輸入されたものであることが多いです。
サルボウガイ
内湾に広く分布していた二枚貝で、縄文時代から食用として利用されてきました。
この貝は小型のアカガイに似ており、その小ささから価格も比較的安く、一般的に広く利用されています。
しかし、高度成長期の沿岸開発によりその数は急速に減少していますが、食の多様性のおかげで価格の急騰は避けられています。
日本各地で地元の料理に活用されており、内房地方の佃煮、山陰地方の酒蒸しや「赤貝飯」、岡山の「ばらずし」など、地域ごとに特有の料理が存在します。
かつてはアサリほど一般的に流通していたものの、近年は供給量が減少し、生産地も激減しており、見つけるのに少し努力が必要です。
牡蠣
一般にカキとして知られるマガキは、日本の各海岸線で広く見られます。
この食材は殻付きやむき身の形で出回り、秋から春にかけて旬を迎えます。
国内で食用とされる主な種類には、本種、イワガキ、スミノエガキの三種がありますが、マガキが二枚貝の中で最も生産量が多いです。
また、冷凍品も一年中市場に出回っており、最近では三倍体カキの開発によって年間を通じての出荷が可能になっています。
これにより季節を問わず提供されるようになっていますが、ほとんどが養殖されているため、これは避けられないことかもしれません。
マガキはカキフライ、鍋物、中華料理など、さまざまな料理に使われる人気の食材です。
栄養面でも優れており、疲労回復に役立つグリコーゲンや亜鉛などの栄養素を豊富に含んでいます。
手軽に入手できるためいつでも食べることができますが、生の貝殻付きを手に入れるには少し努力が必要です。
マテガイ
日本のほとんどの干潟で一般的に見られる二枚貝で、北海道の北部や琉球列島を除いた地域でよく見られます。
この貝は古くから潮干狩りで採取される人気の対象であり、内湾に住む人々にとっては親しみやすい食用貝として知られています。
特に有名な採取法として、巣穴に塩を振りかけて潮が満ちたと錯覚させ、貝が飛び出してくる瞬間を捕らえる方法があります。
かつては千葉県などで多く採れ、浜で茹でてから出荷されることも多かったですが、現在は産地も減少し、採取者も少なくなっています。
市場で見かけることはめっきり減っており、一般的ではあるものの、採取から流通へのプロセスが困難になってきています。
潮干狩りに自ら出向いた方が手に入りやすいかもしれません。
東幡豆海岸 潮干狩り 2024年の料金
2024年の東幡豆海岸における潮干狩りの料金はこちらになります。
入漁料:大人・子供(小学生以上)1,200円で2kgで採貝出来ます。
・団体割引は、25名以上で1名に付き50円引きです。
・前島への渡船料(往復)は、大人:1,000円、子供:500円(幼児は無料)です。
・入漁袋は1日1回のみ購入可能で、払い戻しはありません。
質量にはハマグリ等アサリ以外の貝類も含みます。
・入漁袋以外の貝類は、追加料金として1kg増す毎に1,000円取られます。
・入漁袋の使用は、当日1回限りです。
・入漁袋は料金を払った証明になるので絶対に無くさないようにしましょう!
東幡豆海岸 潮干狩りのアクセス方法
電車でのアクセス方法は、名鉄「名古屋」駅から「新安城」駅で乗り換え、西尾線/蒲郡線経由で「東幡豆」駅下車徒歩で14分程度です。
車でのアクセス方法は、2択です。
- 東名高速道路「音羽蒲郡IC」より音羽蒲郡有料道路、国道23号線、国道247号経由で約40分
- 東名高速道路「岡崎IC」より国道248号線で蒲郡まで行き、国道247号線経由で約50分
東幡豆海岸 潮干狩りの駐車場情報
東幡豆海岸の潮干狩り受付付近駐車場が500円、他駐車場は無料でした。
ただし、受付付近駐車場は早い時間帯じゃないと止めるスペースはないので、車で行くなら早めに行動しましょう。
GWなどはめちゃくちゃ混雑するので駐車場はすぐに満車になります。
子どもを連れて歩く距離を抑えたいなら、普段よりも早めに到着することをオススメします。
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